金井麻紀子さんとの会話


今日はマキコレワインを深める会で、マキコレワインセレクターの金井麻紀子さんから

今回はメルローを造る5人の生産者の

6種類のメルローの環境の特徴を前もって資料をもらい


電話で補足の説明をしていただきました。



教えていただくことで

今まで飲んで感じていたワインの味が

このような環境だから、こうなるって

詳しく教えていただき、


できた環境の情報を知ってワインを飲むと

よりワインのことを深く知ることができてとても納得できました。



麻紀子さんの情報はネットにも載っていない

現地の生の真実の情報を教えていただけるので

とても勉強になります。




例えばこのワインは樽熟成9ヶ月と書いていても

ずっと9ヶ月ではなく、その年は9ヶ月ということ。



生産者はその時のブドウの出来によって

樽熟成の期間を微妙に変えている。

それは、その都度、樽からワインを飲んで状態をみて熟成期間を判断している。



畑仕事も365日毎日出ていて、ブドウの状態を丁寧に見て

ブドウを見て、仕事をしている。



普通の生産者は樽熟成1年って決めるとずっと1年樽につけていて

出来上がったワインを見て、うまくいった、あっ失敗したって

その出来上がったものをみて判断している。



僕は丁寧に作っているとメディアに言っても、

生産者のこだわりのレベルが

人それぞれ全然違う。

金井麻紀子さんは

ずっとマキコレワインの生産者しか見ていなかったのですが

他の生産者を見て、

マキコレの生産者さんの徹底的にこだわって

突き詰めて深い仕事をしていると確認できてより自信を深めた。



話の流れでこんな話もききました。



南フランス

南フランスに
ラプローズという生産者がいます。

95年からワイン造りをスタートしていて

96年に金井麻紀子さんたちが

ワインを飲んだ時に、まだ無名のラプローズのワインを高く評価した。

これほど素晴らしいワインはないと生産者に熱く気持ちを伝えて

ようやく売っていただけるようになった。



同じ時期に

アメリカの評論家のロバートパーカーがラプローズの96年のワインを高く評価した。

金井麻紀子さんやお父さんの金井社長は96、97、98と毎年素晴らしいと評価した。

ロバートパーカーが97年をあまり評価しなくて、それは

96年に比べてブドウの出来が少し良くなくて、果実味が

おとなしくなって、評価しなかった。

それで

アメリカの酒屋が一切買わなくなった。

評論家の評価で買うか買わないかを左右するのに

生産者もきつくて、


でも

金井麻紀子さん、お父さんの金井社長は

生産者の人柄、仕事に対する姿勢、そしてワインを

しっかり見て判断して、正当な評価して

毎年買い続けると決めて、買うことで

そのようなお付き合いの姿勢が生産者の信頼を得て


今でも良いお付き合いが続いている。

マキコレワインの輸入元のかない屋さんがこうして

見えないところですが

生産者とビジネスを超えた信頼しあうお付き合いをしてくださる


おかげでこうして日本にマキコレワインが来ることがありがたい。

マキコレワインは、金井麻紀子さんが

これは人生かけられる美味しいワインだと本気で

思えるワインを探していますが

セレクトには生産者の人柄や、仕事に対する姿勢も

よく見てワイン選びをしているところを

教えていただき


改めて
素晴らしいワインを扱わせていただいていることに

感謝です。


今からエッフェさんに行ってマキコレワインを深める会の
説明に行ってきます。

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