ブルゴーニュ地方では主にシャルドネが栽培されていますが、マキコレワインの生産者が造るワインで、この産地では珍しいピノブーロというブドウがあります。
ピノブーロは、飲んでみるとシャルドネに比べると、はっきりとした厚みがあってフルーツを思わせる、フルーティーな甘さではなく、しっかり糖度が高く、厚みのある味わいの中にブドウの本来の甘さを感じます。
ブルゴーニュの地層がは、粘土質と石灰質がミルフィーユ状にあって、水捌けがよく、ブドウにとってはとても良い土壌なので、他の場所に比べて、アタックから立体的な厚みがあり、口の中で何層にも味わいが広がる複雑味があります。ボーマンのワインの全体的な特徴で、ブドウの果実味の奥に主張がはっきりある樽の風味がありふくよかなワインが好きな方にお勧めしています。
マキコレワインの生産者さんに全て共通することですが、ブルゴーニュ地方のワインは、スタンダードなブルゴーニュから、村が付いているもの。村の中の細かく分けられた畑のワインまで、どれも手を抜かず、その場所の特徴が見事に表現されたものばかりで、下のクラス、上のクラスと言わず、それぞれの場所の表現を楽しめて違いがわかります。
このワインの、ブルゴーニュブランがいいなと思われた方には、ボーマンのムルソーやピュリニー・モンラッシェやサントーヴァンなどの他の場所のワインもぜひ飲んで欲しいです。
このワインはやや濃い味わいで胡椒ガリガリと添えたクリームパスタや生ハムとメロンを巻いたものなどでも良いし、サーモンのムニエルと合わせるとお口が幸せになると思います☺️