努力のワイン


フランス・ロワール地方のオーペロンのワインは決して畑の環境は良い場所とは言えないところにあります。
粘土質が多い畑で粘土質が多いと畑が冷えやすく、土を小まめに肥さないと固まってしまうので、より畑仕事の手間がかかります。
そのような環境にも関わらず、畑仕事をしっかり丁寧にすることで、凝縮した果実味にピュアな味わいで、飲み手に感動を与えるワインを常に生み出しています。

オーペロンは毎年飲み手の期待を上回るクオリティーのものをリリースしてくださるので、前にあったおぼろげな記憶の印象を嬉しく裏切ってくれるほどいつも美味しい。
僕はオーペロンのワインは努力のワインと呼んでいて、彼のワインを飲むと環境を理由したりしないで、愚痴を言わず目の前のことに向き合って、しっかり努力しないといけないなと背筋がピンと伸びます。ワインから感じる雰囲気からは堅苦しい感じは全くないので、楽しみながら努力することだなとオーペロンのワインを飲みながら思います。

作り手/オーペロン
産地/フランス ロワール地方
ワイン名/レ・パルク・ピノノワール
品種/ピノノワール

このワインはロワール地方のトューレーヌ地区では珍しいピノ・ノワールのワイン。
目隠しで飲むと、ロワール地方の最高峰の場所のサンセール地区を彷彿とさせる、価格と味がいい意味であっていない素晴らしいクオリティー。
樹齢50年以上のブドウの木のワインです。樹齢が高いと、根っこが深く行くので、深い地層のミネラルを吸い込むので複雑味が表現される。ブルゴーニュにはない。はっきりとしたチャーミングなお花の百合を思わせる香り。
果実味はロワール地方のワインと思えば、かなり豊富で、凝縮度があるので飲んでニンマリ思わず笑顔になってしまうほどとにかく美味しいです☺️
ピノノワールらしい優しい酸味があり、ブルゴーニュ好きも気軽に楽しめる軽めの赤ワイン。

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