ミュスカデ


ミュスカデという名前の辛口のワインをご存知でしょうか。
辛口のブドウ品種といえば、ステンレスタンクで醸造したシャルドネやソーヴィニョンブランが代表的なブドウ品種かなと思いますが、本日ご紹介するミュスカデは、白ワインの中で、清涼感のあり酸味が心地よく、優しい軽やかさのあるスッキリとしたタイプの辛口です🍷

ミュスカデとは、フランスのロワール地方にある産地の名称と、ブドウ品種としてもミュスカデと呼ばれています。産地とブドウ品種の名前が同じという珍しいワインで、はじめて聞くと混乱します。
ざっくり言うと、ミュスカデと呼ばれている地区のミュスカデというブドウ品種のワインです。

造り手/ペピエール
ワイン名/ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー
産地/フランス ロワール地方
品種/ミュスカデ

このワインの特徴は、石灰質を多く土壌に含んでいることから、収穫量を抑えて土地の個性を引き出し綺麗な酸味と心地よいミネラル感があります。このペピエールのワインは、樹齢の高いブドウの木を丁寧に栽培して、造られていますので、すっきりした中に厚みがあります。口に含むと、コロンコロンと転がるようなミネラルを感じ、余韻に蜜のニュアンスもあり辛口と思わせてしっかり感も感じます。
飲んで辛口ながらよりしっかり感を感じると、ギャップを感じて「旨いな」って言葉が思わず出てきます。

ミュスカデのワインは「シュール・リー」という醸造法で造られることがほとんどです。シュール・リーとは、フランス語で「澱の上」という意味で、澱の上にあるワインの上澄みだけを取り出し瓶詰めを行う手法のことです。
こうすることで澱からアミノ酸などのうまみ成分が抽出され、澱に含まれるアミノ酸などの旨み成分がワインに溶け出し、より豊かな香りやコクがさらに加わりすっきりした中に厚みがあるワインとなります。

ペピエールのワインは丁寧な畑仕事でしっかりと収量を落とし完熟した健康なブドウを使い、出来たワインは自然に任せたブドウそのままの味わいがあり、透き通る透明感と果実味溢れるワインになります。
ミュスカデは清涼感のある酸味とすっきりとした味わいなので、魚介類との相性がとても良いです。ワインには珍しくお刺身にも上手く寄り添います。お刺身には日本酒も合いますが、ワインの気分の時にはぜひこのミュスカデを選ぶとお魚をより美味しく楽しむことができます。

ブドウのピュアなそのままの味を楽しめるすっきりとした切れのある辛口。魚介類との相性は抜群です。            ABとは有機の認証を取得したブドウのみで造られたという意味です。

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