ブルゴーニュのワイン


このピノ・ノワールに出会えるとブルゴーニュのことが好きになってもらえるかもしれない・・・そんなワインをご紹介します。

ワインの世界に入ってわかることの一つなのですが、フランスのブルゴーニュ地方の良いワインと出会うのは本当に難しいことです。良いワインとは良い生産者が造るワインです。良い生産者とは、自分で畑に出て、畑仕事をしていて、多くブドウを造らず収量を抑えて、完熟したブドウのみを使う生産者。

ブルゴーニュ地方は、その場所で同じブドウでしか栽培できないので、造り手の仕事がダイレクトにワインのクオリティーに反映されます。そのため、造り手によって味も雰囲気も変わります。つまり良いブルゴーニュのワインに出会おうと思うならば、良い生産者と出会うことです。良い生産者の見分けかたは難しいと思いますが、生産者の仕事を身近で感じて、ゆっくり対話してセレクトすれば出会えると思います。

正直なところ、僕はそれが難しい人間です。マキコレワインを選ぶ、金井麻紀子さんは生産者の仕事を身近でみた上で、この人のワインなら私の人生をかけることができるワインだと自信を持って選んだものしか日本に輸入しない。
実際にそのように麻紀子さんがセレクトしたマキコレワインのブルゴーニュの生産者のワインは、どれも一つ一つに個性があり、その土地の個性とブドウのポテンシャルが見事に表現された飲んで感動するワインしかありません。

ブルゴーニュのワインは出来た年や、その年から何年たった今は飲み頃かどうかとかを丁寧に判断しないといけないので、こちらもお客様へのセレクトが難しいワインです。僕はもっと勉強しないといけないし、これでわかったというゴールが見えない果てしない道なので、奥深く追求する面白さもあります。

そんな魅力的なマキコレワインのブルゴーニュの中から、開けたてから華やかな香りと味わいと優しい甘さがあり、飲んで一口で「うまっ」って言ってしまう本日のワインをご紹介します。

造り手/シャンタル・マルタン
ワイン名/サヴィニー・レ・ボーヌ
産地/フランス ブルゴーニュ地方
品種/ピノノワール

柔らかくもエレガントな果実味の奥に心地よく明るい樽の風味をはっきり感じます。樽の味がありますがブドウの風味の奥に優しく乗っているような、うっとりする美味しさです。飲んだ人をを魅了する美味しさです。

マキコレワインの中でも、特に樽のフルーティーさをはっきり感じながらバランスが素晴らしいワインの一つ。
サヴィニー・レ・ボーヌという村は、女性的で華やかな香りと透き通る果実味が特徴です。いちごやフランボワーズの香り。ほのかにスパイスの香りが混ざり合い複雑味があります。パッと明るい果実味と心地よい甘さがありピノノワールの特徴の酸味が穏やかで旨味を主に感じるのでとっても美味しいです。


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