向き合うと僕自身が緊張してしまいそうな感じがあります


このワインからは相手を想うからこその厳しさがあり、怖さがあるが、その奥に愛がある。
そんなことを感じます。

新しいヴィンテージでローヌのアフィラントのラストールージュが入ってきました。

造り手/アフィラント 
ワイン名/ラストー・ルージュ・キュベ1921
産地/フランス ローヌ地方
品種/グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン

通常アフィラントの上のクラスのリリースしたては、ポテンシャルが超高いのでしばらく寝かした方がいいと思いますが、今の状態を飲んで確認したくて空けました。

このワインは1921年のブドウ木からうまれた造り手の最高峰のクラスのワイン。樹齢が長いと根っこが地層深くいくので、しっかりとした果実味の奥に複雑なミネラル感があります。しっかりしていますがエレガントです。余韻がとにかくゆっくり長いです。

このワインの2019年を今飲むと
グッと表に出たパワフルなタンニンだけど、とてもきめ細かく渋さが心地よく、美味しいです。

渋さを感じながら美味しなって素直に感じます。一口飲んでいいワインだなってため息が出ます。無添加の美味しいチョコレートを食べているようなピュアなカカオの風味がこのワインにはあります。

ピュアなカカオの風味って
しっかりそのままのカカオの味がありながら、余韻の引きが気持ち良い。そしてピュアなものって後に甘さが残らない感じがします。

そんなことをふと思い、このワインは濃いチョコレートと合いそうかなと思いました。

まだまだこのワインは若いですが、若いなりに今も十分に美味しく楽しめます。
今飲むなら抜栓を早くするのがおすすめです。

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