先日、試飲して心に残ったワインがあります。
「今日このワインを飲みたいな」と思ったとき、ボトルと目が合い、
抜栓してみると、やっぱり、「そうそう、これが飲みたかった」と心から納得できる味わいでした。
選んだ3本は、軽すぎず、濃すぎず。
ブドウの味わいはしっかりありながら、くどさがなく、ちょうどいい真ん中。
今日のような
暑い日が続いて、しっとり雨で、ちょっと涼しくなっている、
こんな日に、食事をしながら、ワインを飲んで、
自然と心が躍る。そんなイメージで選んだワインたち。
⸻

白ワイン
オーペロン/シャルドネ・プレーヌ
(ロワール地方・品種・シャルドネ)
冷涼なロワールで育まれた、みずみずしい果実味の辛口シャルドネ。
レモンや青リンゴの香り、シャープな酸と透明感のある果実感が心地よく広がり余韻の
果実味の豊かさに、生産者の丁寧な仕事を感じます。
軽やかで果実味豊か、でも清涼感があり、魚介や和食とも相性抜群。
しばらく欠品していましたが、ついに再入荷。嬉しい一本。
⸻

ロゼワイン
アフィラント/コート・デュ・ローヌ・ロゼ
(ローヌ地方・品種・サンソー、グルナッシュ、ムールヴェードル)
淡いサーモンピンクに、白桃やストロベリーの香り。
やわらかな酸とほのかな塩味が、味わいに奥行きを与えてくれます。
すっきりとふくよかの中間にある絶妙なバランスで、
飲んで癒されるおいしさ、心をふっとゆるめてくれるロゼです。
⸻

赤ワイン
エルバリューナ/ドルチェット・ダルバー リステ
(ピエモンテ州・品種・ドルチェット)
プルーンやブラックチェリー、ほのかにすみれの香り。
渋さは控えめで、果実味は柔らかくまろやか。
トマト、茸、アンチョビなどの日常の料理と相性が良く、
“気取らないのに忘れられない”お話をよく聞いてくれる優しい人。
いないときにも話題になりそうな、そんな存在感を放つ一本です。
マキコレワインの魅力は、その自然でピュアな味わいにあります。
その日の気分や季節にそっと寄り添い、食卓をやわらかく包み込んでくれると思います。
ワインがある食卓では、グラスを手にした人同士の心がゆるみ、
会話が自然と弾み、今この時間に彩りが生まれます。
そんな、マキコレワインがあるひとときを、これからも提案できたら嬉しいです。
