試飲会のレポート。
春に向けて、華やかさがあって、かつキレもある、フランスの北部のワインを3つをご紹介。
白/ペピエール ミュスカデ・クロ・デ・ブリオール
産地/フランス ロワール 品種/ミュスカデ
ミュスカデは白ワインの中でも、最もすっきりしていてみずみずしさを楽しめる品種。白身のお魚のお刺身にもうまく寄り添う日本酒を連想させる品種。このワインは、手入れの難しい古木で造られたワイン。古木は根っこが地中深くいって普段吸わないミネラルを吸うので、複雑味がありながら、芯のしっかりとしたみずみずしさがあります。
ただすっきりではなくて、このワインは口に広がる余韻が長くてクリーミーさがあり、果実味の凝縮度から心地よいフルーティーさも感じる。すっきりしていて、酸味がキリッとしていて美味しいワインがほしいという方には迷わずこのワインをおすすめします。
白/オーペロン モンルイ・シュール・ロワール
産地/フランス ロワール
品種/シュナンブラン
オーペロンが造るシュナンブランは2種類あり、アンジュという場所とモンルイという場所があります。このモンルイはアンジュと比べてキレがあるように感じます。
フルーティーでミネラル感のありバランスの取れた優しい酸味を感じる。青りんごやレモン、パッションフルーツの香り。飲み口に包み込むような優しいフルーティーさがあり、余韻は清涼感のあるキレが心地よい。
このワインを飲むと、サクッとした衣の山菜や海老の天ぷらと合わせたいと無性に思う、素敵なワイン。
白/ヴァンサン・フライト リースリング ステインウェッグ
産地/フランス アルザス
品種/リースリング
ヴァンサン・フライトのワインを紹介できることにワクワクする造り手。これほどアルザス地方の中で、みずみずしくて、バランスに優れて、かつブドウの凝縮感がありピュアなワインがないと思います。
通常リースリングは甘い印象がありますが、これは土のミネラルをふんだんに吸っているのでみずみずしくて、甘みは控えめで、余韻にリースリングらしいリンゴの香りがやさしく上がってきます。フルーティーで綺麗なキャラクターでバランスに優れたリースリング。
ヴァンサン・フライトのリースリングは畑によってキャラクターが変わりますが、このスティンウェッグは、力強さがありながら柔らかい丸みもあって、酸味と果実味がノーマルのものとくらべて、よりふくよかさが増したように感じる。
このワインは2017年のワインで、今とっても美味しい飲み頃。空けたてから味と香りが開いていて、笑みが溢れる美味しさ。

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