「おまかせ」という言葉には、責任が宿っていると思う。
ワインが美味しかった。また飲みたいと思った。この人に選んでもらいたいと思った。そういういくつもの気持ちが重なって、はじめて「任せます」という言葉が生まれる。だから、おまかせいただけることが、本当に嬉しい。
カーヴ田中屋では、毎月ワインをお届けする「おまかせ便」というサービスをやっています。
最初にLINEでやり取りをします。赤と白、どちらが好きか。軽めがいいか、しっかりめがいいか。どんな料理と合わせたいか。そして、今月の気分を聞く。その言葉をもとに、その方の「今」に合うワインを選んでいきます。
このやり取りが、自分にとっても楽しい時間です。
お届けするワインには、簡単なお手紙を添えています。
「なぜこのワインを選んだのか」。その意図を知っていただくことで、飲む時間が少し豊かになると思うから。
バックヤードには、なかなか表に出せていないワインがあります。数が少なかったり、このヴィンテージが好きで手放せなかったり。続けてくださっている方には、そういう1本もお入れしたいと思っています。任せてくださっている方にこそ、届けたいワインがありますね。
おまかせ便は、来店いただいたことのある方、または当店のワインを贈り物などで受け取られたことのある方を対象にしています。
いきなり任せるっていうのは難しいと思います。
まずは一度、店頭で話して、ワインを選ばせていただいて、飲んでいただいて。このワイン美味しいな、またここで選んでもらいたいな、と思っていただけたなら、そのときにお声をかけていただけたら嬉しいです。
やり取りを重ねるほど、ワインのセレクトは良りよくなる。ゆっくりと関係が育んでいくようなお店でいたいと思っています。
写真のワインは、お任せいただいた方の2ヶ月目のワインのセレクトです。

普段からもいろいろな赤ワインを飲まれている方で、少し温かくなっているので、味わいのトーンが柔らかく、スパイシー系のワインは3本入れて、あとはちょっと軽めを意識してセレクトしています。
