4月29日〜5月5日までのゴールデンウィークのカーヴ田中屋のバルのイベント。たくさんの方にご来店いただき、本当にありがとうございました。
今回のイベントで最後の方に開けていたワインたちが、とても印象深かったので、少しご紹介したいと思います。
左から一本ずつ。

シャトー・カブリアック/プリウレ・サン・マルタン 2019
シラー、ムールヴェードル、グルナッシュのブレンド。
この造り手の最高峰クラスですが、価格を考えると「ここまで濃くて美味しい赤はなかなかない」と思う一本です。
ブラックオリーブ、スパイス、カカオ。
マイルドな果実味に、ようやく角が取れてきた柔らかなタンニン。ほんのり樽の香ばしさもあり、今ちょうど美味しさが開いてきた印象。
ようやくこのワインの良さが素直に前に出てきた感じです。とにかく美味しい。
ヴァンサン・フライト/ピノ・ノワール レッツェンベルグ 2022
半年ほど前に飲んだ時は、少し若さがありました。でも今は、少しずつ角が取れて、やわらかさ、香りが出てきて、ぐっと飲みやすくなっています。
今回印象的だったのは、ブリー・ド・モーとの相性。
白カビチーズって白ワインのイメージがあるかもしれませんが、このピノ・ノワールと合わせると本当に美味しい。
バラのような華やかな香り、透明感のある果実味。チーズのミルキーさと重なると、不思議なくらいスルスル飲めてしまう。
これはぜひ試してほしい組み合わせです。
スメラルダ/アウステラ 2023
サルディーニャ島の白ワイン。
ナスコ、ヴェルメンティーノ、モスカート。
白い花、柑橘、熟した洋梨。少しアロマティックなハーブの香り。
飲んだ瞬間、「シュナン・ブランとヴィオニエを足したような綺麗さ」を感じました。
実は3ヶ月ほど前に飲んだ時は、果実味が前に出ていて、少し樽っぽさも感じたのですが、今はそれが自然に溶け込んでいます。
華やかなのに、すっと体に染み込むような優しさ。今、とてもいい状態です。晴れの日に楽しみたい特別感のあるワイン。
ミレー/シャブリ 2023
マキコレワインにもいろんなシャブリがありますが、ミレーのシャブリは、どこか“ほっとする”美味しさがあります。
僕が感じるシャブリらしさって、「貝殻の中にあるようなミネラル感」。
海のニュアンスがぶどうに溶け込んで、口の中にじんわり旨味が広がる。思わず唾液が出るような、あの感覚。
今はまだ若さもありますが、キリッとした輪郭の中に芳醇さもあって、飲み終わった後が心地いい。癒されるシャブリです。
今回のイベントでは、「なくなったら次を開ける」というスタイルだったので、最後の方に出会えたワインたちは、ちょっと特別でした。
またこういう時間を作れたらと思っています。来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
