急なテレビ撮影と、マキコレワインを初めて飲んでもらった時間

昨日は一人で店番をしていました。


店内で事務仕事をしていると、突然、J:COMチャンネルの番組「京上ル下ル」の撮影で、門松良祐さんと、スズマチドオリのスズカ・引き締めボディさんがご来店くださいました。

「テレビの撮影、いいですか?」

そう聞かれて、正直、心の中では少し慌てました。

ワイン片付けた後の段ボールもあるし、店内もいつもの仕事中のまま。
「うわぁ、ちょっと散らかってるなぁ」と思いながらも、

「ああ、いいですよ」

とお返事しました。

そこから、急に撮影が始まりました。

「どのようなお店ですか?」
「何のお店ですか?」

そう聞かれて、カーヴ田中屋はワインショップで、マキコレワインというワインを専門に扱っているお店です、ということをお話ししました。

テレビで少しでもマキコレワインのことを知っていただける。
それが、素直に嬉しかったです。

撮影の流れの中で、

「こちらでは飲めたりできないんですか?」

というお話になりました。

普段は店内で常時試飲をしているわけではなく、月に一度のイベントなどで試飲をしていただいています。
ただ、お話をしているうちに、お二人がマキコレワインに興味を持ってくださっているのが伝わってきました。

それなら少し飲んでいただこうと思い、どんなワインがお好みかを聞いてみました。

門松さんは白ワイン。
「飲みやすくて、キレのある白ワインがいいかな」と。

スズマチドオリさんは赤ワイン。
「生ハムが好きなので、生ハムに合うようなしっかりめの赤ワインを飲んでみたい」と。

まず門松さんには、冷蔵庫に冷えていたミレーのシャルドネを開けました。

本当は、お話の雰囲気からするとモンジュ・グラノンのシャルドネも候補にありました。
でも、なんとなくミレーのやさしくて品のある辛口の感じを見ていただきたいなと思いました。

少し、僕の“我”も入った選択です。

飲んでいただくと、

「美味しいです。飲みやすいです」

とは言ってくださったのですが、表情を見ていると、どこかしっくりきていない感じがありました。

あ、これは少し違ったかもしれない。そう感じました。

一方で、スズマチドオリさんには、新しく入ったテヌーテ・スメラルダの「ルビナス」をお出ししました。

生ハムの塩気や旨みを考えると、重くもあり品の良さのあるフランスワインより、華やかで果実味のあるイタリアワインの方が合いそうだと思いました。


ルビナスは、ベリーの華やかさ、樽の風味、ほどよいボリュームとコクがあり、初めての方にもきっと喜んでいただけると思ったワインです。

飲んでいただくと、

「うわ、飲みやすいですね。ちょっとコクもあります」

という反応。

その表情を見て、ああ、これはお口に合ったんだなと嬉しくなりました。

僕の中では、このルビナスはけっこうボリュームのあるワインです。


でも初めて飲む方には「飲みやすい」と感じてもらえる。そのギャップも面白いなと思いました。

ただ、門松さんの白ワインが少ししっくりきていないのが、どうしても気になりました。

そこで、

「実は冷えているものを飲んでもらいたくて、最初のワインにしたんですけど、門松さんはもう少し気持ちコクのある感じがお好きなのかなと思いまして。もう一本、僕、開けてもいいですか?」

とお伝えしました。

次に開けたのが、ラプローズの白ワインです。

店内に置いているワインなので、しっかり冷えているわけではありません。
でも、このくらいの温度だからこそ、味わいがよく開いているようにも思いました。

飲んでいただくと、門松さんの反応が変わりました。

「これ、めっちゃ美味しい。これ好きです」

ああ、やっぱりこの感じだったんだなと思いました。

言葉では「飲みやすくて、キレのある白」と言われていましたが、話している雰囲気や表情からすると、ただ軽いだけではなく、少しコクがあって、味わいに厚みのあるものがお好きなのかもしれない。

最初からこれを出せばよかったかな、という気持ちも少しありました。


でも、こうして反応を見ながら、もう一歩近づいていく時間そのものが、僕にとってはとてもおもしろくも嬉しい時間でした。

カメラが回っていないところでも、カメラマンさんに試飲していただいて「うまいな」と言っていただいたり、門松さんも普段はあまりお酒を飲まれない雰囲気でしたが、何杯か飲んでくださっていました。

初めてマキコレワインを飲む方に、説明しながら飲んでいただく。

その反応を見る。
そして、その人の好みに少しずつ近づいていく。

やっぱりこの時間が好きだなと思いました。

初めてマキコレワインを知る方に。言葉だけなかなかその方の好みとかを最初から知るのは難しくて。なかなか伝わりきらないものが、目の前で試飲していただきながら、反応を見て、その反応をもとに会話をしていくことで、その方の


「飲みやすい」
「これ好き」
「美味しい」

その素直な反応に、嘘がない感じがして、とても嬉しかったです。

急なテレビ撮影でびっくりしましたが、楽しい時間になりました。

放送は6月予定とのことです。
J:COMのローカル番組ですが、最近はYouTubeでも期間限定で配信されているようなので、放送日などが分かりましたら、またご紹介します。

今回ご紹介いただく番組はこちらです。

「京上ル下ル」
https://c.myjcom.jp/jch/west_01/regular/kyoagarusagaru.html

急なご来店と撮影、ありがとうございました。マキコレワインの魅力が、少しでも伝わっていたら嬉しいです。

撮影で明けたワインたち