ワインを教えることへの葛藤

ワインショップでの仕事。

お店に来てくださる方への接客と、飲食店さんへの卸の仕事。

カーヴ田中屋は家族でやっていて、前はスタッフがいましたが、今は妻と娘が店を守ってくれています。

みんなで話をして、多くの仕事をみんなで協力していこうってなり、

僕は飲食店さんへの対応に力を入れていこうと決めて、動き始めています。

ただ、まだ全然できてないことも多くて、日々試行錯誤の毎日です。

やることを書いて、優先順位を立ててやっている。こんな当たり前のことがまだまだできていないです。

一時期、少しでもお役に立てることができてばと、飲食店さんのスタッフさん向けにワインの販売のお話をしていました。やってみて思ったのは、スタッフさんがワインを知って、販売できるようになることは大事だけど、そもそも普段ワインを売ってくださっているお店の方に、僕からもっと情報を出していくことの方が大切じゃないかということに気付き、やっていこうと思うけど、なかなかできていない。

方向性にぶれがあるなぁと思いながらも、やれることを一つずつやっていくしかないですね。

この頃、取引先から「スタッフにワインの話をしてもらえますか」と声をいただくことが増えて、9月に何件かお話しすることになっています。けど正直、何を伝えたらいいのか悩んでいます。

お店で働いている。ワインがあるけど、どうしたらいいのかわからないスタッフさんに向けてのお話。

ワインに興味がないわけではないけど、ワインって難しいなと思っている。

そんな人に、ワインを楽しいと思ってもらって、しかも売れるようになってもらう話って…僕にできるのか?

なにをどう話したらいいのかって悩み、自信がなくなることもあります。

でも、考えてみると「ワインが売れる」というのは、ワインを飲んで美味しかった、お店での時間が楽しかったって

お客様が喜んでくれること。その流れから、その人に自信を持つことができて、ワインが売れていくと思う。お客様が喜んでくれる姿が自身の喜びに繋がり、じゃどうしたらいいのかって自分で考える。

このことを伝えたいなとは思っているけど、どうしたらいいのかな。

ワインって学ぶことが無限にあるけど、飲食店でお客様に接客するために知識って、

きっとそれほどたくさんではなく、最低限でいいと思っている。まずはです。

ワインに興味があれば自分から学びにいく、ここまでいくと、その人らしさが自然にできてくる。

その人らしさがお店で出れば、その人は輝いていく。

「今日はワインがいいですよ」と、自分の言葉でおすすめできるかどうか。

今の自分の思い浮かぶ言葉でいい。

お店にあるワインを把握して、そのワインが

どんな料理と合うのか、押し付ける感じではなく

さりげなくアドバイスができて、

じゃなぜそのワインを選んだのかを、自分のハートからの言葉で

伝えることができる。それだけでいいのかなと。

お店にこられるお客様は、いろいろな人がいるので、

型にハマった話し方ってないけど、

ワインに対する見方が少しでも楽になれる考え方をお伝えしたい。

言葉に説得力を持たせるためには

たくさんの知識、経験が必要だけど、

すぐにはできない。

すっごい考えて、今日おもったのは、

やっぱり自分が感動したことを、そのまま伝える。

それが大事かなと。

それならまずは、スタッフさん自身がマキコレワインを一本を飲んでみて、

どう思ったかを話すところからだと思いました。

美味しいと感じたのか、よくわからなかったのか。

何か心が動いたのか。

その小さな体験がないと、人に伝えようとも思わないのかなと。

知識だけでは、人には伝えられないし、伝わらないのかなと。

自分の心が動いて、自分の言葉で話せるようになって初めて、お客様におすすめできるんじゃないかな。

こちらが教えてあげますよって、偉そうな感じですね。

マキコレワイン美味しいですよね。

伝えたい、どうしたらいい、教えて。

こんな質問いただけたら、喜んでわくわくしながら話せる。

マキコレワインは、僕は心から喜んでもらえると思っているし、その喜びが広がれば嬉しい。

でもまずは、そのスタッフさんが「飲んでよかった」と思えないと始まらない。

人の心を動かすのは、知識じゃなくて、その人の体験から出てくる言葉なんだと思います。

今日はそんなことを考えていました。