シモンさんがカーヴ田中屋に来ていただきました。
先週の水曜日に池原酒店さんにて、金井麻紀子さんと共に
ワインのお話しを聞かせていただいた、ブルゴーニュのアロースコルトン村の
フォラン・アルベレのシモンさんがお店に来ていただきました。
かつて京都に留学していて、思い出の深い場所が京都と言っていて、
ゆっくりワインのお話しやワイン造りを継ぐことを決意されたときの
お話しを聞かせていただきました。
お話の中で一番胸を打たれたのは、シモンさんの「原点」についてでした。
2011年、シモンさんの父・フォラン氏が来日された際、大阪の「アンタルヤ高鍋」さんで池原酒店さん主催のディナー会がありました。当時、私はそのイベントのサービススタッフとして、皆さまのグラスにワインを注いでいました。その場には、まだ若き日のシモンさんもいらっしゃったのです。
「この仕事を継ごう」と決めた瞬間をシモンさんは語ってくれました。
「遠く離れた日本の地で、自分の家族が造ったワインがこんなにも愛されている。その光景を目の当たりにして、自分はこの仕事を継ぎたいと心から思ったんだ」と
あの日、シモンさんの心を動かした空間に、僕も一人の裏方として立ち会っていたこと。そして長い年月を経て、今度は自分の店で、造り手となった彼からその時の想いを聞けるなんて夢にも思っていなかったです。
未来でこんなふうに再会できるとは夢にも思っておらず、お話を聞きながら胸がいっぱいになりました。
シモンさんのワインに対する誠実な想い、そして何よりその素晴らしいお人柄に、深く心を打たれました。
伝統を守りながら、飲む人の心に寄り添うようなフォラン・アルベレのワイン。その魅力を、これからもっともっと多くの方に伝えていきたいと強く思いました。
シモンさんありがとうございました。



