麻炭グラスと、プイィ・フュイッセの話。

カーヴ田中屋では、ずっと好きで家でも使っていて、

お客様にもご紹介しているグラスがありそれが麻炭を使ったグラスです。

芦屋のCoco Zionさんで取り扱われているもので、最初の出会いはワイン会での試飲でした。麻炭グラスのおちょこでワインを口にした瞬間、「あれ、いつもより少しやわらかい気がする」と感じました。

その感覚が気になって、皆様にも普通のワイングラスと麻炭グラスで飲み比べる会にしませんかと提案してやってみました。すると参加された方からも、「なんだかこちらの方がやわらかい」「普通のグラスでも美味しいけれど、こっちで飲みたくなる」という声が次々と上がってきました。

その反応をきっかけに、 coco Zionさんのオーナーさんが「ワイングラスも作ってみよう」と動かれ、ユーゲングラスさんに依頼してオリジナルの形に仕上げられたそうです。coco Zionさんのグラスは、麻炭に鉱石パウダーを独自にブレンドして作られています。

不思議なことに、このグラスで飲んでみると、ワインだけでなくお茶でも違いを感じる方が多いです。麻炭グラスってなんですか?と興味をもった方に、車で来られている方や、ワインを召し上がらないお客様にお茶で試していただくと、「なんだかこっちの方がやさしい」「口当たりがまろやかな気がする」という感想をよくいただきます。

僕は最初から「味が変わるグラスです」とは言っていないです。

先入観をもたず、何も説明せず、普通のグラスと飲み比べていただきます。

そのうえでお客様ご自身が「あれ、何か違う気がする」と感じてくださることで、素直な感想をいただきます。

このグラスは、言葉では説明しきれない不思議さがありますが。当店でもサンプルのグラスがありますので、ぜひ

一度実際に試していただきたいグラスです。

このグラスに並べて置いていたのが、ドメーヌ・デュ・モウパのプイィ・フュイッセ・レ・ムーラン2022。

先日いったマキコレワインの東京の試飲会で出会い、「これはおいしい〜素晴らしい」と感じた一本です。

ブルゴーニュ南部のシャルドネで、口に含んだ瞬間、少しトロピカルでふくらみのある果実味が広がります。やわらかなリンゴや柑橘の奥に豊かなコクがあって、個性的なのに親しみやすい。何度飲んでも美味しいと思える白ワインです。これは3回ほど確認で試飲しました。3回飲んでもおいしいって感動しました。

今はちょうど味わいがよく花開いていると思います。

これからの季節に「少しコクのあるシャルドネを飲んでみたい」という方には、特におすすめしたい一本です。