ブルゴーニュでマレシャルのワインは、マレシャルにしか出せない独特の香りと味があります。
変な言い方ですが、マレシャルの味というのがあって、これを飲んだことがある人とはこの感覚はきっと分かち合えるはずだと思います。
凝縮されたナチュラルでピュアで濃厚なブドウ本来の味を楽しめます。
遠い昔。マキコレワインに出会う前に、実家の近くの地元の料理屋さんで出ていたグラスワインがマレシャルでした。
今まで、他で飲んだワインが美味しいと思ったことがなかったが、そのお店で出会ったマレシャルのワインはとても美味しくて、びっくりしました。こんなに体に染み込むような飲みやすいワインがあったのかと驚いて、どんどん杯が進み、その日はグラスで4杯も飲んでしまったことがあります。
後にマキコレワインを販売する仕事に携わり、そのお店にワインを卸していることを知り、あの時に美味しくて4杯も飲んで、とても美味しいと思ったワインを紹介できるのかと嬉しくなりワクワクしたのを思い出します☺️
ブルゴーニュにも様々な場所がありますが、このショレ・レ・ボーヌは、ブルゴーニュの中でもちょっとマイナーな場所。だけど良い生産者さんのワインは、肉厚で男性的で力強い果実味を表現する場所だと思います。
2016年は、酸味が穏やかで、バランスの取れた優しい果実味を楽しめる印象です。
このワインは、今とても美味しいです。 マレシャルのワインの中でも強く果実味が表に現れていて、パワーがどんどん溢れているので、こちらが怯むほどの力強さを感じますが、ワインはとても綺麗でピュア。
ワインからくる僕の印象は、佇まいが凛としていて、正直で、人見知りさんっぽいが嘘をつけない純粋さがあり、濁っていないまっすぐな視線で見つめられると、自分の心を見透かされているかのような。
その人の前では嘘のない素直な気持ちになれて自分の本音に出会える、そんな感じのワインです。
いろいろ書きましたが、とにかく今とても美味しいワインの中のひとつです。