マキコレワインを深める会『同じ品種をテロワール違いで飲み比べる』
というのを定期的にご近所のイタリアンのエッフェさんで開催をしていまして前回のガメイについて紹介します。
マキコレワインの魅力で生産者の丁寧な畑仕事と徹底して収量を落とすことで、その場所の天候や土壌や環境によって(テロワール)の個性を忠実に瓶の中に収めることができる。
テロワールという言葉はありますが、実際に飲んで、テロワ−ルの情報とワインの味わいが一致しなかったら、本当のところで理解できないと思います。
マキコレワインの生産者はテロワールを忠実に再現する素晴らしいワインなので
テロワールを理解するのにとても参考になるワイン。
そのテロワールの個性をワインから感じてもらうことで本来の土地の個性。ブドウ品種の個性を実際に飲んで感じてもらってマキコレワインの魅力を深めてもらえたいらと思い
今回はガメイ種を作っているマキコレワインの生産者のワインを6種飲み比べます。
ワインは気軽に楽しむもので、美味しい、美味しくない、合う、合わないで十分に楽しめるお酒ですが。
土地や環境の個性を理解しながらワインを飲むと、ワインは畑でできる、その畑の個性を忠実にワインにしてくださる生産者さんへの感謝がより深まり。ワインの神秘的な魅力に少しは触れることができると思います。
内容は金井麻紀子さんにお話をお聞きして
まとめたものです。
ボンジロー オべチャニエ
産地/セルビア
アルジロカリケール土壌。ボジョレーでも探してもなかなかない、昔の苗木を植えています。
二本な枝の片方の枝にしか実をつけないもので、とても生産量が少ない。
今では品種改良をしているのでたくさん実をつけるものが多い。
ボンジローのワインを造っている場所は、夏はプロヴァンス並みに暑くて、冬は2~3m積もるぐらい雪が降る。寒暖の差があるのはワイン造りに適しています。
ジャンピエール モルテ ムーラン・ナ・ヴァン
産地/フランス ボジョレー
花崗岩の畑でマンガンを多く含んだピンク色の土。ガメイの深み、緻密さ、タンニンのきめ細やかさがあり熟成するとブルゴーニュみたいになる特別な場所のワイン。
このワインだけ村名が付いていない。村の上にある風車小屋のことをムーラン・ナ・ヴァンという
風車小屋の周りの畑が特別に良すぎるので、その名前をつけた。
村はロマネシュトラン・シャベルトガンシーの間の場所。
ジャンマルクモネ シルーブル
産地/フランス ボジョレー
火山が噴火して出た灰が積もった花崗岩土壌。クリューボジョレーの中では優れた標高のエリア。
高さがちょうど良い。高すぎると完熟が遅く酸が強い。低すぎると完熟が早く酸が低く果実味が出る。ガメイの本来のキャラクターが上手く表現されている。
若いうちから美味しく楽しめる。
ジャンマルクモネ ジュリエナ V.V
産地/フランス ボジョレー
南向き南西の方角の村。花崗岩の畑だけど、粘土質で青い岩石が多い。ボジョレーの中ではより一層しっかりしている。独特の力強さがありミネラル感があります。ボジョレーの中でも立派に熟成する。
樹齢 普通 25年から50年
古木 60年から80年
オーペロン ペルドリオット ガメイ
フランス ロワール地方
シェール川右岸にあるアルジロカリケール土壌。
このワインはコンクール総なめのワイン。
このワインの心地よい酸味はテロワールからきています。
軽いフルーティーさがあって若いうちから旨みがあって美味しい
畑仕事の腕からこのワインはできる。収量を抑えている生産者の努力の賜物。
ミシェルマルタン コトー・ド・ブルギニョン
産地/フランス ブルゴーニュ
通常のコトー・ド・ブルギニョンの場所は水はけが悪く、木を植えてもカビが生えたり、鉄道が通っている近くであったり、クラスが下のところに植えられているけど、このワインは、昔からガメイを植えられていた良質な場所で粘土質の強い畑。きめ細やかなギュッと詰まったコックリとした味わいが特徴。
粘土質が多いとは?土に水分が多く含まれていて、ブドウに水を蓄えやすい。
水が多く含んでいて、湿気が多い。植物によく水分が行き渡りミネラルを多く吸い込むので
水不足になりにくい。
逆に水はけがいいところは、水分が少ないので、根が水分を求めて、根っこが下へ下へと張る。
いい塩梅でストレスを与えているので、深みのあるミネラル感と味わいになる。
ブルゴーニュのいい畑と言われるところは水はけが良いところ。