同じ生産者の全てのワインを飲むと、造り手さんの表現の全体の雰囲気がわかるとよりワインが楽しくなります。
本日のマキコレワインはシャブリ地区のウーダンの一級の畑のワインです。
ウーダンはシャブリ地区の生産者で、シャブリというワインと、より熟成させたタイプのシャブリ レ•セールというワイン。そして一級の畑のヴォークーパンという畑とヴォージローという畑があります。
シャブリを飲んで、レ•セールを飲むと、レ•セールの方がふくよかだなと思い、
でもウーダンの中の1級クラスの畑のヴォークーパンのシャブリを飲むと、スタンダードのシャブリとは別格の雰囲気を感じます。例えるなら、長年知り合いの友達の家で、入ったことがない部屋に入って、プライベートが垣間見るものが目に入って、今まで知らない一面が見えてびっくりするような感覚。
一級シャブリはスタンダードのシャブリにはない、余韻がふくよかで、口にはブドウの味がいっぱい残りスケール感があります。なので、気に入った生産者さんのワインがあれば、いろいろ飲んでみると、目の前のワインのことがより深まるような気がします。
本日ご紹介するヴォークーパンのシャブリは、アタックがポテンシャル高いのか、石灰の香りがあり、絹の様な滑らかな舌触りが、普通のワインにはない期待感があります。ミネラル感があり、キレもありながらリッチさもある。酸味が心地よくて唾液が出るほどの旨味があります。
このシャブリを今飲むと、海の景色を感じます。
秋の海の音は、波がゆっくり流れて空気はひんやり冷たくて、景色は静かで雄大な海の塩の香りが鼻腔を抜けると自然と一体になるような心地よい感覚が溢れてきます。様々なことを感じさせてくれるワインです。