ワインは品種や土地によって、キャラクターが違いますがワイン自体に圧倒的な実力を感じるワインがあって、僕の中でもマキコレワインの中でも代表的な造り手の一人。
それは、コートデュローヌのアフィラントのワインです。飲むと、凄さを感じるワインを造る人だと思っています。
僕の中の凄さの裏付けが、マキコレワインの中でも一番くらいの丁寧な畑仕事と、収穫量を徹底して落として、完璧に完熟したブドウのみしか使わないため、飲んでパウダーみたいな細やかな渋みと果実味溢れるしっかり感を感じさせながら、一口飲んで体に染み込む飲みやすさが同居しているのが、ほんと凄すぎると思います。
昔大阪でマキコレワインの営業の仕事をしていただきときに、飲食店さんに試飲で持っていったときを思いだします。
「このワインはコートデュローヌでは高いよ」「もっと安くて良いワインあるよ」
よくよく聞いてみると、
その人の良いワインは、開けたてからわかりやすい華やかでパワフルで、前へ前へ押し出す果実味のあるローヌワインだというのがわかって。
僕の思うアフィラントのワインは、開けてから、じっくりゆっくり美味しくなり、ワインの持っているポテンシャルが異常に高く、本来は熟成させて本領を発揮するものなので若いヴィンテージで飲むともったいないくらいのものばかり。
若い年のワインも十分に美味しいのですが、飲んだ後味の奥に、キラッと光る旨味のある果実味があります。
アタックから、飲んでインパクトがあってわかりやすい美味しさというよりは、熟練した職人さんみたいな感じの、ピュアで透明感のあるさりげない美味しさを感じます。
このアフィラントのワインの美味しさを多くの方と分かち合いたいな。
アフィラントのことになると熱くなってしまいます。ぜひ飲んでいただきたいワインの一つです(^^)