昨日に引続き、カブリアックの魅力をリブログします。こうして読み返すと、あの頃は今とは違う力みを感じます。今の自分はカブリアックについてどんな風に書くんだろうとふと考えてしまいました。
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2017/09/13
ドメーヌ カブリアックの魅力 その2
1本のワインを紹介するのではなく、造り手の全体の雰囲気やキャラクターを表現できないかなと考え、造り手の魅力についてカーヴ田中屋が思うことをかいてみます。
マキコレワインが素晴らしいことのひとつに、生産者は自社で造ったワインに責任と覚悟を持っており
納得できないものには、一切ワインにしないこだわりがある。
なので、造り手のワインを全部のむと、ブドウや場所によって、個性の違いがありますが、クオリティーのところで一切のブレを感じず、どれを飲んでも満足がいくものが多い。
なので、ある造り手のワインが気に入ったとしたら、他のブドウや場所違いのワインにもぜひチャレンジしてほしいなと思います。
昨日は赤ワインについて書きましたが
今日は、カブリアックがリリースしている
白ワインとロゼワインの魅力について書きます。
白ワインは、4種で 「ヴェルメンティーノ」
「ヴィオニエ」
「ソーヴィニョン・ブラン」
「コルビエール・ブラン」といって、 ロール、マカブー、ルッサンヌ、ヴェルメンティーノという4種類のブドウを
ブレンドした、造り手のワンランク上のクラスがあります。
ヴェルメンティーノはフランスでは珍しく、イタリアで栽培されているのをみます。
イタリアワイン好きな方がみると面白いねと言っていただけます。 イタリアワインが知らない方からみるとハテナですが。
キャラクターは、色は綺麗な黄金色、色は濃い目ですが、濃さは控えめで、
ライムを思わせる爽やかな香り。南フランスらしい暖かいニュアンスはありますが
綺麗に酸味も感じるので南ながら爽やかな印象。
ヴィオニエは、南フランスの高級ブドウ品種で、このワインみたいに
リーズナブルにいい感じのヴィオニエを味わえるのは貴重。
マンゴーや南国フルーツを思わせる香りと味。厚みがあり、香りが特徴ですが、後味はキレがあります。
辛口の部類ですが厚みを感じる不思議な感じの白。面白いワインに出会いたい人にオススメ。
僕は綺麗なヴィオニエだと思うのでそんなに書いているほどクセを感じずおいしいワインですよ。
ソーヴィニョン・ブランは、フランスでは北部のロワール地方が有名ですが、南フランスのものは、色も濃く、香りがしっかりありトロピカルな南国フルーツを思わせるしっかり系。でもソーヴィニョンブランらしい、グレープフルーツの柑橘系の雰囲気は表現されています。普通の感じに比べるとしっかりとした印象。
コルビエール・ブランは、4種類をブレンドしているので複雑味があって、丸みを感じる辛口。説明するときに
ヴェルメンティーノと比べるのですが、
ヴェルメンティーノはすっきり。
コルビエール・ブランはやや濃いと説明しますが、ヴェルメンティーノを飲まないとわからないですね。
黄金糖という飴を知っていますか。ピラミッドっぽい形をした飴。黄金糖を思わせる香りがするワインですとも説明します。
ロゼは、「サンソー」というブドウを使ったロゼ。 昔は、コルビエール ロゼというブレンドしたタイプがありましたが、今は造っていないみたいですね。
サンソーは赤ワイン用のブドウで、ブレンドに使われますが、単一品種であるのは珍しいのではないでしょうか。 味は、最高のコスパで、コクのある辛口ロゼで、値段と味でみると「えっ!この値段でいいの〜」ってぐらい美味しいです。ロゼデビューにオススメの一品。