赤ワインのブドウ品種で、濃くもなくて軽くもない、良い感じでバランスが取れている品種がメルローだと思います。赤ワインの中でも真ん中ぐらいのボディーで渋みがとてもきめ細やかで、優しくて丸みがあります。
メルローにバランスが取れているというのを知るには、軽くて飲みやすいブドウ品種や、渋くて濃いブドウ品種を知ることでメルローのことをより知れると思います。ワインはお酒の中で、個性豊かな味わいのものがたくさんあって、いろいろなブドウ品種を知れば自分の中の選択肢も増えてワイン選びがとても楽しくなります。
マキコレワインのメルローもいろいろありますが、僕の中ではこれぞメルローだという雰囲気を楽しめる一本だと思います。ボルドーの隣のベルジュラック地方のメルローのワインをご紹介します。
フルーティーなワインを表現するというコンセプトで生まれたワイン。メルローらしいラズベリーやブルーベリーの華やかな香りがほんと心地よく、余韻にプリンのカラメルの風味もあります。
優しい酸味と丸みのある果実味できめ細やかなタンニンがあり、飲んだ印象はキュッとしたタンニンから少し若さを感じので、このワインはとてもポテンシャルの高いなと思わせます。あと2・3年寝かせると、角が取れてより美味しいかもという期待感をバンバン匂わせます。
これは細かくいっているコメントなので、普通に気軽に飲めばピュアなブドウの味があり、バランスが取れた優しいワインです。和食や洋食など、幅広く柔軟にお料理に合わせやすいどのシーンにも寄り添える万能タイプのワインです。