僕はお客様のお話をお聞きして、できるだけその方に寄り添ってワインを選ぶ努力をしています。
以前ご来店いただいた一部のお客さまの接客の話。
1枚目
白ワインとスパークリングがお好きな男性のお客様。
鱧と松茸に合わせて、キレがあるすっきりとした泡と白ワインを1本づつ、ご予算は2本で6000円までとのこと。
白ワインはペピエールのミュスカデAB。
白ワインの中で一番すっきりしている品種でみずみずしいミネラル感とブドウの果実味のバランスが素晴らしい。
スパークリングは、シャブリの生産者ミレーのクレマン・ド・ブルゴーニュ。
マキコレのスパークリングな中で1.2位を争うほどのキレがあって美味しいスパークリングなので迷わずセレクトしました。
2枚目
ネットで調べて来てくださった初来店のカップルさん。
以前に飲食店さんでルネフライトのワインを飲んだとのこと。
白はリースリングにしようとご自分で選ばれて、赤ワインに関しては彼女と彼の好みが分かれていて、彼女の方はすっきりとして飲みやすい赤、彼氏の方はジンファンデル(葡萄品種)やメルローなど、渋みが少ないけどほどほどに濃いものが好きとのこと。
彼氏さんが、今回は彼女の気分に合わせてセレクトしてくださいと言われ、僕が閃いたワインは、マキコレで1番畑仕事を徹底的にしているローヌ地方のアフィラントが造ったメルロー主体のワインを選びました。
メルローだけだと、味わいが軽くなりますが、これはグルナッシュとシラーが入ることで味にスケール感がアップしてます。アフィラントらしくタンニンが優しいので、軽めのワインがお好きな彼女さんにも喜んでいただけるかなと思いセレクトしました。
3枚目
以前にも買いに来てくださったお客様。
今回はプレゼントでのご来店。
お料理が好きな方へのプレゼント。ご予算は12000円まで。シャンパンと辛口の白のセレクトのご依頼でした。
まず、マキコレワインのシャンパンのパトリスマルクの魅力をお伝えして、パトリスのワインを一つ一つ説明しました。
ご予算以内だとスタンダードなものにしてもらい、白ワインをそこそこいいワインにされてはとご提案しました。
すっきりしたワインの中のお勧めとして、ウーダンのシャブリとポミエのシャブリを選びました。そのワインの違いを説明して、最終的には白ワインはウーダンにされました。
ワインが欲しいなと思った時にどの様な買い方をしたらいいかと悩まれるかと思います。そんな方にも気軽に立ち寄っていただけたらと思い、今回は接客のことを書きました。
僕はお客様がこのワインを買ってよかった、このワインをプレゼントすると喜んでいただけそうなど、おもっていただけたら嬉しいなと思っています。