現在も少しラベルを変えて存在するワインの紹介。これらはどれだけ年数が経っても変わらず多くの人に愛され続けている。ワインはその時々のシーンを一層盛り上げてくれるアイテムの一つだと思います。
ワインの感じ方は、人それぞれ違うというのが明確にわかるところが面白いです。
2016/05/06
試飲している中で、これは!!と思ったマキコレワイン。
カーヴ田中屋では、マキコレワインのことを知っていただきたくて
試飲をしています。
試飲のもう一つの意図がありまして、
お客様がワインを飲んで、
どのように感じるのかを知りたいというのがあります。
試飲していただいて
「このワインを飲んでどう感じましたか?」といつも聞いています。
同じワインをのんでも、人それぞれ感じ方が違うと思う。
その感じたことをお聞きして
それを基準にして
ワインのセレクトの参考にします。
お客様が目の前で試飲しているときに、僕も一緒に試飲します。
同じワインを同じ時間で飲んで、
目の前のお客様が感じていることをより知りたいからです。
自分が楽しむというより、お客様を知りたいという気持ちが強いですね。
プラベートでワインを飲むと「おいしい」「おいしい」しか言わないです。
なんのコメントもない。
おいしいでいいやんとか独り言をいっています。
写真のワインは、
日頃から試飲をしている中で、個人的に好きだというワイン達を紹介します。
左のワイン
ラプローズ ルージュ
南フランス産、シラー・グルナッシュの赤。
ラプローズのワインとはこれだっというのが
これ一本で伝わるワインだと個人的に思います。
ラプローズのワインはきれいだ。
これはほんときれいなブドウの味。
ラングドックのワインはこってり、しっかりというワインが多い中で
こんなワインはなかなか出会わないんじゃないかな。
ワインを飲みはじめた頃はしっかりとしたワインが好きだったが、
いろいろ体験していくと、こうした透明感のあるワインが好みになってくる。
マキコレワインに慣れた方に一度体験していただきたいですね。
ブルゴーニュ好きもこのワインは好きかも。そんなきれいなワイン。
その隣のロゼ
ヴァンサン ピナール サンセール ロゼ
新しく入ってきたロゼ。
マキコレワインの中では
結構いいお値段のするロゼですが、
値段以上の感動を与えてくれるロゼですね。
ヴァンサンピナールはサンセール地方で、
ソーヴィニョンブランとピノノワールを造っています。
この人のソーヴィンョンブランは、
ブルゴーニュを思わせるスケール感があり、
それでいてやさしいエレガントさを感じるワインを生み出します。
ソーヴィニョンブランらしい、青さをあまり感じないないのが驚き。
高嶺の花を思わせる気品あふれるワインで、
デイリーで気軽に飲むというのはすこし気が引けるけど、
大切な場に持っていくと、空間を引き立ててくれる素晴らしいワインだと思う。
赤ワインは、ブルゴーニュと並べても遜色のないすばらしいクオリティーです。
そんな人が造るロゼ。
マキコレワインは沢山のロゼがありますが、
僕は3本の指に入るぐらい好きなロゼでした。
飲んだ瞬間、さっぱりしている印象ですが、余韻の奥の奥にスケール感を感じます。
ただの辛口ではない、奥深さを漂わせるすごいロゼだと思う。
ここぞという場に僕はもっていきたいロゼですね。
右から2番目の白
ジャンマルクボワイヨ トリュフェール ブラン
ブルゴーニュの造り手が南フランスで造ったちょっとレアな白。
その最高峰のクラスの白。ボワイヨのふくらみのある味わいが好きで、
このワインを試飲して、あまりの美味しさに感動しました。
これはすごい。ブルゴーニュの1級クラスって言っても大げさではないクオリティー。
南フランス産ではなく、「これブルゴーニュでょ」って、いいたくなります。
余韻が半端なく長いです。それでいてクドくなく、バランスがいいんですね。
南らしいこってりさが全くなく、酸が心地良い。
ブルゴーニュ好きも納得のすばらしいワインです。
一番右のワイン。
シャトー・バ ラヴェルネルグー・ロゼ
マキコレワインは全部好きですが、
その中でも個人的に好きな生産者の1人のシャトーバ。
味が好みです。
その人のロゼ。爽やかできれいなワインがこの頃好きなんかな。
そんなロゼ。冷やし目で、するすると気軽に飲めて、それでいてちゃんと味もある。
食事を選ばない、柔軟なところも好き。
お手軽なおいしいロゼって言われると今はこれをおすすめするかな。