ヴァンサン・フライト リュニック アルザス
産膜酵母に覆われたタンクで膜を取らずに
7年間酸化熟成させたワインとのこと
産膜酵母というのを調べてみると
タンクの中に酵母が薄い膜を貼るみたいで、
酵母の膜で覆われて蓋をした状態で、
7年熟成されたワインみたいです。
ブドウ品種はリースリング以外の全ての品種とのことなので、きっと
ゲヴェルツトラミネール・ピノグリ・ピノブラン・ミュスカ・シルヴァーネル・ピノオーセロワかな。
試飲してみると、
きめ細やかで絹を思わせる口当たり、シャルドネやソーヴィニョンブランを飲んだあとのようなクリアな喉越しがあります。
今までアルザスワインを飲んで体験してきたような、まったりとした後味が一切なく、口の中でブドウの味が溶ける様な柔らかさに驚愕する。
こんなん飲んだことがない。
むちゃくちゃ好きなワインだ〜!
あと驚くのが、空けたての最初はシルヴァーネルを思わせるミネラル感とキュウイフルーツの香りがありますが、その後杯を重ねるとピノグリの厚みを感じ、ミュスカの華やかさがでてくるようです。
飲むたびにいろいろな品種の表情がみれて楽しい。
翌日はゲヴェルツトラミネールのキャラクターが出てきて、昨日と違うやんって驚く。
時間をおいて飲むたびに、
いろいろなブドウのキャラクターが順番に表に出てくるのが面白いです。
人の成長をワインで見ている様な不思議な感覚になります。
少し良いお値段がするワインですが、ヴァンサン・フライトのファンの方には一度お試しいただきたい
素晴らしいワインです。
リースリングのみで表現したワインがあるみたいなので近々試飲してみます。