古いワインっていいの?


昔に書いたものを加筆しました。

新しいブログでは発信していないので、少しずつアップしてきます。よろしくお願いします。

 

 

古いワインっていいワインなの。

ワインのことでよく質問があるのはこの質問。

お酒の中で、熟成させて

価値を感じるのはワインですよね。

 

僕は日本酒も好きですが、

冷暗所でじっくり熟成させた日本酒をいただいたことがあるのですが、角がとれてやさしい味わいですごく印象に残っています。

よい日本酒も寝かせると素晴らしくなりますね。

 

ワインの話にもどりますが、

古いワインというのは、すべていいわけではなく、

やっぱり大切なのは

どのワインを、適切な環境で大切に置いているかで

価値が決まると思います。

 

なんでもっていうわけではないんです。

高いワインを寝かせるといいのか?ではなく

高くなくても

手をかけて造られたワインを

寝かせると、きちんとしっかり熟成すると思います。

 

手をかけるというのは、

畑仕事をしっかりして、完熟させるために、間引きをして、完熟をしっかりさせて、収穫のときは手摘みで傷がつかなように丁寧に。

天然酵母で熟成させて、本来のキャラクターを表現すること。

そのようなワインは、ナチュラルでピュアで、土地とブドウの個性がそのまま瓶につめた本来で本物のワイン。

 

そのワインは、瓶の中で、時を重ねるほどに、

ゆっくり成長していき、

成長とは、角が取れて、丸くなり、酸味が味わいにうまく溶け込み、自然なバランスの味わいになり、

果実の旨みがゆっくりふくらむ。

 

味わいが調和していて、やさしく力強い。

こうゆうワインは、若い時も美味しいですが、

熟成させるととても素晴らしく

感動を与えてくれる。

一部の方がわかるマニアックなものではなく、

 

お酒を飲めるすべての方が素直に感じるくらい

わかりやすい感動です。

ワインの値段は、土地の価値。ブドウの質で決まりますが、

それは生産者さんがどれくらいこだわって仕事をしているかで

クオリティーは決まりますが。

薬を極力使わずに、自然に近づいたワイン造りをしている造り手さんのワインは、価格はリーズナブルなものでも、丁寧に

熟成させると

感動するワインになる。

 

僕はマキコレワインを扱っていますが、

リーズナブルな価格のマキコレワインを10年寝かせたものを

いくつかいただいたことがありますが、

一つは、熟成させたマキコレワインのボジョレーヌーボをいただいたことがあります。

角がとれて、やさしく、力強く、若い時も美味しいですが

より深い感動を与えてくれました。

きちんと、しっかり造られたマキコレワインは、寝かせると

安心して熟成しますので、ご安心ください。

売り手が贔屓目でいっているのではなく、

僕が素直に感じること。

マキコレワインの古いワインはとてもとても感動し、価値のあるものだと確信しています。

マキコレワイン好きの方が、自分のお気に入りのワインを

1年でも寝かせてみてください。

時がワインを素晴らしくしてくれます。

写真はイタリアのピエモンテ州 マリオトレリ ドルテェット・ダスティー ブリッコ ロケット 2008

10年前のワイン。このワインは若いヴィンテージもワインもありますが、輸入元から古いものを分けていただきました。

10年寝かしたワインは角が取れて心地よい熟成感がでて、香りも豊かでうっとりします。

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