棚にあるワイン全部飲んでいるのですかと聞かれて。


昨日ブログを書けなかったですね。

仕事が落ち着いたら書こうと思っていましたが

落ち着いて、

さあ書こうって思ったら

来客が相次いて、そのまま閉店時間になり

閉店後は予定があったので書けなかったですね。

毎日書こうと思えば、落ち着いてから自分のが書ける時に

書こうっていうよりは時間ができたらすぐに書いたらいいなって思った。

日々学びですね。



今日のブログの内容はお客様との会話からヒントを得て

閃きました。

昨日はじめて

来られたお客様に、お話をお聞きして

オススメのワインを出して

説明していたら驚かれて、

「もしかして全部のワインを飲んで味を覚えてるの?」って聞かれて

「そうです」いいにくいし、それをいうと

「飲んでいるから詳しいでしょ」ってお客様のハードル上がるかなって。

飲んでいるけど、すべて仮に記憶していたとしても

ワインはヴィンテージが変わると、とても印象がかわることが多くてそれがマキコレワインの深くて面白いところ

一度飲んでわかった気になるのがよくない。




常に変化していてわからないというスタンスでいながら

記憶にある部分をどこかで疑いながら

味の振り幅を想像しながら、できるだけ

丁寧に説明できればと心がけている。




ワイン屋さんや酒屋さんの仕事は

お酒を探す、お酒を覚える、お酒をオススメする

という仕事があると思います。

カーヴ田中屋はマキコレワイン専門店なので、

金井麻紀子さんのセレクトに信頼しているので

僕が自分でお酒を探すという仕事をしなくていいので

こちらから新しいワインを探すということをしていません。

たまに他のワインを飲みますが。

お客様からお金をいただくということは

絶対的にクオリティーが高くて、自信をもってお渡しできるものしか扱いたくないと思っていて、当店ではそれはマキコレワインのみとなります。




カーヴ田中屋での仕事は

マキコレワインを覚える、そのワインをお伝えするという二つの

仕事だけになります。

他のワインを探すという仕事はワイン屋の

仕事の中でも大変なことだなと想像できます。

いろいろな業者さんから新しいワインの紹介がきて

その中から吟味していく。



新しいワインを常に勉強しないといけないし。

新しいワインを探すアンテナを張っている状態。

僕はマキコレワインにはじめて出会ったときに

他のワインをまったく知らない状態でしたが直感で

「このワインは本物。美味しいワインのゴールだ」

「このワインに携わるとワイン探しをしなくていい」

と思ったので、今思えばよく最初でそこまで思えたなと不思議ですが

15年以上携わっていてその気持ちは変わっていないですね。

僕はマキコレワインを理解して

お客様のお話を聞いてお繋ぎする仕事をするんだなって思った。

マキコレワインを覚えてお伝えするのみの仕事だけに集中しようと決めると

まずはマキコレワインを飲んでいるときは常に

「このワインをどうお伝えしよう」

飲んでいる人のリアクションを見たり感想をお聞きして

全て自分の肥やしにしています。



マキコレワインに携わってからずっとこの意識で

いるので、時が経つとワインのことを覚えていきます。



でも

同じワインでも年が変わるとキャラクターが変わることがあるので

前の記憶のまま、それが正しいとは思っていなくて、参考程度に頭に入れておくようにしています。

そのワインが甘いかキレがあるのか。濃いか濃くないかは

ブドウや産地によってだいたい決まっているので

味の大筋だけストックしておきます。




続きはまた書きます。

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