ご来店のお客様から
ワイン好きな方へプレゼントをしたいので
珍しい白ワインをプレゼントしたいですと言われ、珍しいってなんだろって考えて
接客のときはこの4本を出しました。
![](http://cave-tanakaya.com/wp-content/uploads/img_1067-781x1024.jpg)
一番左は、フランスのロワール地方のシャルドネの樽熟成。
この地域でシャルドネを作っているのは珍しく、それを樽熟成しています。
ロワール地方の冷涼地ならではの線の細さと樽熟成から来るコクがある味わいの
コントラストが面白い。
その右は、同じ造り手のソーヴィニョン・ブランというぶどうの
古木で造られたもの。畑仕事を丁寧にするマキコレの生産者の
古木のワインは、根っこが地層深くまで行き、普段届かない地層の
ミネラルを吸い込むので、味に複雑味が表現される。
その次は、フランス ロワール地方のミュスカデというぶどう。
僕にとっては馴染み深い普通のワインなんですけど、一般の方から
みたらミュスカデってあまり知らないのかなって思いました。
どうかな?お刺身にも合うほどシャープでキレのある酸味で、
このワインはすっきりした中に余韻に心地よい果実味を感じ、
飲みごたえがある、素晴らしいミュスカデ。
最後の一番右は、ブルゴーニュ地方のアリゴテというぶどうのワイン。
ブルゴーニュ地方はシャルドネ種がメインで。
まずみんながブルゴーニュ地方はシャルドネがメインってことを知っているのかな。
どうでしょうか。これは僕にとっては普通の知識ですが、これも一般の方は
あまり知らないかも。その地域のアリゴテ種って珍しいという提案ってマニアックかな。
アリゴテは透明感のある酸味が特徴で、和食などに上手に寄り添うキレのある
優しいワインだと思います。
提案をした後に
僕が思う珍しいと、お客様が思う珍しいって
もしかして、ズレているのかもしれないって感じました。
珍しいワインという、問いが面白いと思ったので
8パターンぐらい考えたので、僕が思う珍しいワインを
書いてみます。