マキコレワインの熟成について、過去に書いていたブログをみつけました。 ワインの魅力の一つは、環境さえ気をつければ自宅でも熟成させられることです。ウイスキーなどは樽でしか熟成させられないものですが、ワインは瓶内でも熟成させられるところが魅力の一つだと思います。
たまにマキコレワインを熟成させたものをいただくことがありますが、僕が何より大切にしたいのはそのワインを皆で分かち合うことです。熟成させて最高なワインとなった時、それを分かち合う人がいてはじめてそのワインの良さが成り立つと思います。ワインはあくまでも嗜好品です。僕はワインの価値は、誰かと分かち合うことでその価値が最高なものになるのだと思います。
2015/04/07
マキコレワインで長期熟成できるものを教えて欲しいって問い合わせをいただきました。
ブログを書こうと思っても、何を書こうかな~って思ってしまいます。
本日お問い合わせの電話があり、その内容を書こうって思いました。
お問い合わせをいただけると
お客様が知りたいことを知ることができるから
ありがたいですね。
「そちらは、マキコレワインがありますか」
おっマキコレワインを知っている人なんだ。うれしいな。
「当店はマキコレワインのみの店ですよ」
「マキコレワインで長期置けるワインってありますか?」
「出来た年を考慮しないといけないけど
基本全ておけますね」
「でもあまり種類を飲んだことがないのですが、評判をきいて
マキコレワインを何年か置いてワインが好きな人と飲みたいんです」
ってこのようなお問い合わせがあってお答えさせていただきました。
最後には一度お店にいきますということで話しが終わりました。 お客様にお答えしたことを書きたくなったので書きます。
マキコレワインは長期熟成するの? ================
僕は、価格に関係なく全てのマキコレワインは熟成させるとより良くワインが変化していくと思っています。
これには深い確信があります。
今回で説明できるかわかりませんが、そのことはマキコレワイの魅力をお伝えすることに繋がると思うので、これからもどんどん書いていきたいと思います。
当たり前がすごいとおもっていて
ワインはブドウでできていて、ブドウを感じるワインってすばらしい。 ブドウが生まれた土地の風景、そのままのブドウの個性を感じるワインが素敵なワインだと思う。
生産者さんの見えない努力が目の前のワインに表れる。
ワインに全ての生産者の哲学や仕事が詰まっている。
丁寧な畑仕事、徹底した間引きで
畑の養分をしっかり吸った完熟したブドウは、糖分がたくさんあり、
ワインは糖分からアルコールに変化する。
醸造すると、蔵にある天然酵母と仲良くなって
土地とブドウ本来のキャラクターがそのまま表現されたワインになる。
凝縮した完熟したブドウは酸化のストレスにも強く酸化防止剤の添加を少なくすることができるので
ナチュラルでピュアな果実のフルーティーさが表現された自然なワインができる。
これはすごいことなんですが
生産者は多くを造ろうと思えば造れるし
多く造ったものは、それが売れれば、生産者の生活も潤う。
多くを造る造らないって飲み手には見えないこと。
見えないところを量を減らすということはブドウの凝縮度を上げるためその為には一切の妥協はできない。
妥協せずにするって強い信念がないとできない。
「自分が一生飲みたいワインを造りたい」
この一点の想いに集約する。
マキコレワインの生産者は自分が一番飲みたいワインを造っている人たちのワインです。このようなワインを扱わせていただき紹介させていただく仕事は感謝しかないです。
長期熟成されたマキコレワインをいつくか飲む機会がありましたが置いた長い年月を感じさせない、フレッシュさ、生き生きとした果実味。まだまだ置いても大丈夫な元気さがありました。
僕の夢は今あるいくつかのマキコレワインを
蔵に寝かせてあげて何年かしっかり熟成させたものを
お客様と分かち合いですね。
そんな機会があれば幸せだ。