白ワイン用のブドウでメジャーな品種の一つのリースリング。一般的にはリースリングは甘口のイメージがあり、辛口のワインが好きな方には敬遠されるワインかなと思います。暑くなってくるとミネラルを体が欲するときにこのワインのようなみずみずしいリースリングがあると、嬉しい気持ちになります。
今回ご紹介するマキコレワインのアルザス地方のルネフライトのワインは、リースリングらしいフルーティーさがありながら、みずみずしいキレもあります。
リースリングは甘い印象がありますが、これは土のミネラルをふんだんに吸っているのでみずみずしくて、甘みは控えめで、余韻にリースリングらしいリンゴの香りが優しく上がってきます。これはスティンウェッグという畑で、丸い石が多く、太陽の光が石に入りやすく土が暖かいため。暖かいと養分がブドウに行きやすいので、よりふくよかで優しい風味のワインになります。
畑名が付いているワインはレギュラーのワインと比べると、果実味がより豊かになり、酸味とミネラルとフルーティーさがより立体的に口の中に広がり、旨味もたっぷりあります。
このワインのもっているような、みずみずしくてかつ旨味のあるワインは、暑いこの時期に癒しを与えてくれると思います。想像以上にしっかりしているワインなので、よく冷やしても果実味がボケないと思うので、しっかり冷やしても楽しめます。
もし室内がいい感じで冷えているところで、このワインを楽しむときは、このワインのもっているパワーを味わってほしいので、冷えてから温度が上がったぐらいで飲むとよりこのワインの美味しさと魅力が伝わると思います。
赤ワイン好きな人にも1度試していただきたいワインです。