お客様の感覚を知ることは、ワインを販売するカーヴィストとして大切な仕事。「辛口」や「すっきり」や「重い」や「軽い」などの表現から感じる感覚は人それぞれ違うと思います。 僕はお客様の感覚に少しでも近づけるように、お話を聞いたり試飲などをしてもらいながらお客様の求めるワインをお繋ぎすることを20年以上続けていますが、正解がないところが面白いです。
2016/01/25
軽いワインって?
赤ワインが欲しいのですが、軽めのワインがいいです。
パンとチーズを軽く食べながら飲むので。
そのようなご要望。
軽いワインって僕が考えると、
ガメイ?
ピノノワール?
イタリアやったらサンジョベーゼ?かな?
って僕は思ってしまいます。
お客様の軽いって、どんな感じか知りたいので
一つ試飲していただいてよろしいでしょうかってお出ししたワイン。
カイユベル ベルジュラックルージュ エテ ⬇
メルロー主体のボルドータイプ。
僕の中では飲んだ感じは、軽くないけど、試飲した方が結構の人が
軽くてのみやすいという声が多いので、そうゆうものかな〜って見直しているワインで
そのワインを試飲していただいた。
酸味が程よくあるけど、余韻に渋みがありますね。
軽いといえば軽いですね。
では、こんなぐらいのボディーが希望でしょうか?
もっと軽い感じがあって、それを提案しようと思っていました。
そうですね~。これぐらいがいいですね。
よかった~。もっと軽いタイプをお出ししようと思っていたんですよ。
お聞きしてよかったです。
この4本がオススメですね⬇
並べて説明しました。
4本に共通するのは、渋みがやさしくて、程よく果実味があります。
丸みがあってバランスが良い感じ。
1本、1本説明させていただいて、
最後は、一番右の
カブリアック ピノノワール
南フランスのピノノワールになりました。
試飲していただいて、お好みをお聞きしてセレクトさせていただいています。
そうすることで、お客様の求めているものが少しでも理解できるかなと。
納得して買い物をしていただけるのはうれしいですね。
1人、1人の味に関する感覚はそれぞれ違うのだなって改めて勉強になった時間だった。
試飲を通じて、お客様とお話しができるのは楽しい。