マキコレワインのボジョレー・ヌーボー2017


 

 

ボジョレーヌーボーが明日に解禁となります。

カーヴ田中屋では3人の造り手さんの

7種類のボジョレーヌーボーが入ってきます。

(ヴィラージュとは、格上の畑という意味で、普通のヌーボに比べて、味わいに複雑味があって、香り高く

余韻が長いです。ヴィラージュは、ポテンシャルが高く、開けて味わいが伸びるのに若干時間がかかる。

ヌーボの方があけたてからフレッシュでバランス良くて、ボジョレーらしい、可愛らしさとおいしさをわかりやすく感じます。

言葉で書くと差を感じますが、意識して比べて飲むと微妙な差です)

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カーヴ田中屋のボジョレーヌーボの紹介

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造り手の特徴を書いてみました。

(芯が強く、華やかで可愛らしい女性)

ジャンモルテ ボジョレー ヌーボー

ジャンモルテ ボジョレーヴィラージュ ヌーボー

 

(聞き上手で仕事ができる真面目な男性)

クロ・デ・ロマネッシュ ボジョレーヴィラージュ ヌーボー

 

 

(寡黙で、言葉少ないひとですが奥行きを感じる人)

プティット・メゾン・オート ボジョレーヌーボ

 

プティット・メゾン・オート ボジョレーヴィラージュ ヌーボ

 

プティット・メゾン・オート ボジョレーヴィラージュ ヌーボ ア・ランシアンス

(ノンフィルターで濃厚でいちごジャムみたいですが、バランスが良くて喉越しがすばらしいワイン)

ティット・メゾン・オート ボジョレーヴィラージュ ヌーボ アルバン・ド・ヴォーソンヌ

(昔ながらのクラシックなボジョレーを現代に復刻。造り手の最高峰の超こだわりのワイン。ボジョレーの概念を変える素晴らしいクオリティーのワイン)

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ボジョレーヌーボー小話

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ボジョレーヌーボーはボジョレー地区の新酒という意味です。

大体ですが、9月から10月ぐらいにブドウを収穫しているので

他の地域でもワインはできています。

なぜ他の地域のワインはヌーボーとして

リリースしないのかですが、

ボジョレー地方で造られているガメイ種は渋みが優しくてフルーティーなキャラクターで

早くリリースしても、のみやすく美味しく楽しめるブドウだからです。

 

ボジョレー・ヌーボーはワインの知名度を上げるきっかけになりました。

本当に美味しいボジョレーヌーボーに出会ってワインがより好きになるきっかけをカーヴ田中屋で提案できればうれしく思います。

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本当においしいボジョレーヌーボとは?

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本当に美味しいワインとは、簡単にいいますと

ブドウをしっかり完熟させて、収穫後も完熟しているものだけを厳選して選び、ブドウの甘みだけで自然に発酵させて

造っているものが、おいしいワインと言われる一つの理由。

そして、それを理解して目利きして、紹介できる人からのワインを紹介してもらうのが

おいしいワインに出会える一つのコツだと思います。

そのようなワインは、多くは造れなくて、本数に限りがあり

極わずかしかないワインなので

市場には、なかなか並ばない。

有ったとしても販売者が、そのワインの価値を理解していないと取扱えなくて、

そのワインを理解しないと、お客様にお伝えしてお届けすることができないので、販売者もそのワインを理解する理解力が必要。

おいしいって、曖昧な表現ですが、

自然に造り、余計な手を加えないものだと思います。造り手が自然を理解しながら

自然の力を引き出して、自然と協力して、より良いものを生み出そうとする情熱から生まれるものがおいしいもの。

おいしいと感じるものは、食べて、飲んで、

体に負担がかからず、体に染み込んで、後味がしっかりありながら優しい。

いただいて、雑味がなくてピュアで、力強くて繊細で、

自然を感じるものがおいしいと感じる一つの理由。

 

ピュアで飲みやすく、ブドウの味と香りを楽しめて

後味が清々しく、また飲みたくなる。

談笑しながらのんでいると

飲んでいることを忘れるぐらい

飲み口が優しい。

するするっと杯が進み、いつのまにか無くなっている。

おいしかった。たのしかった。

心地よい後味のワイン。

 

そのようなボジョレーヌーボーがカーヴ田中屋に入荷してきます。

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マキコレワインのセレクターの金井麻紀子さんからの現地の情報

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ボジョレー地方はにとって、2017年は年間を通して

暑い年でした。そのため8月終わり、又、9月頭から収穫が始まる

という割りと早い収穫の年となりました。

夏に雨が少なかったため、収穫量は殆どどのパーセルでも平均的

にとても少なくなりました。

暑さが続いたおかげで良い状態まで完熟したガメイは、とても品質

が良いのに付け加えて、今年はプリムール(新酒)が出来るまで、

醸造に充分な時間があるため、普段より良い出来が見込めそうだ。

残念ながら、ゲリラ豪雨のような強い夕立と雷があり、フルーリー、

シェナ、ムーラン・ナ・ヴァンのエリアは部分的に雹が降ってしまい、

殆ど収穫できないエリアがあり、ジャンモルテの畑も部分的にやられてしまいました。

 

また、比較的平らな畑は冷気がたまりやすいために一部冷害にやられ

てしまい、芽が枯れてしまった被害もありましたが、難を逃れた畝は

とても小ぶりで健康なブドウを付けました。

順調にアルコール発酵、マロラクティック発酵まで滞りなく進み、

ゆっくりと醸造したヌーボーはとてもふくよな果実味で2016年に

とても近い出来になりました。

 

今年もワンランク上のヌーボーをお楽しみください。

金井麻紀子

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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