カーヴ田中屋のワイン講座の補足の説明 その5


ワインを見る時のちょっとしたコツの説明

これは、ワインをセレクトする時の頭の中を書いたものです。

赤ワインのところで、

濃いーーー飲みやすい  

渋いーーー渋くない  

酸味ありーーー酸味なし

とありますが、これはどのような味のワインを求めているのかを質問するときに

お聞きする質問です。

「お求めのワインは。濃い味わいがいいですか?
それとも飲みやすい方がいいですか」

「渋みはある方がいいですか。
それともない方がいいですか」

「酸味はあってもいいですか?
それともあまりない方がいいですか?」

と質問をしますが、

これはその方が、以前に赤ワインを飲んで、味の雰囲気を記憶していることで通じることですが、あまりワインを飲んでいない方には。質問をしてもピンとこないと思います。

これは質問をさせていただく事で。自分の記憶にワインの味があるのか、ないのかを知れるので。まずお聞きしていること。



こういった質問から、例えば、濃くて、渋くて、酸味がなければ、
カベルネソーヴィニョンかなと思い、

濃くて、渋さが少なくて、酸味があれば、涼しい場所のシラーかな。

質問からざっくりとした雰囲気で、
ブドウ品種を連想しています。

白ワインも同じく、味の質問からブドウ品種を連想できます。


質問の中で、
酸味を見る時に意識していることがあり、

酸味は、

酸味があるブドウ品種もありますし、

あとは、涼しい場所で作るとブドウが完熟しにくいので、味が

濃くなるよりは、軽やかな味に酸味が多く

含まれていて、

暖かい場所だと、ブドウがよく完熟するので、酸味が少なくなります。



酸味があるなしで、産地とブドウ品種が、少しは特定できます。



酸味がある赤ワインは紙のある軽い系のワインに多く

酸味がある白ワインは、すっきり系に多いです。

意識してテイスティングする目的は、書いていることが、お伝えしたいことです。

ワインを言語化することって普段しない事ですね。


言語化することで、こちらの要望を店員さんにお伝えできるのが、とても大きいことで、
ネットでの買い物は、店員さんに聞かなくても、気軽に買えますが、ネットで買うにしても、ワインの表現を理解しないと、味をイメージできないので、その為にも、意識してワインの味を覚えることが、求めているワインに出会う為には、とても大切です。



ワインを言語化するコツは、ワインの表現をみながら、ワインを飲んで、
自分が感じたことと、その言葉があっているかを確認しながら飲むこと。


「ワインの味や香りの表現を見ながら、ワインを飲む。」


はじめは、表現している事と飲んだ感じが一致がしにくく、わかりにくいと思います。
まず、言葉をみながら意識して飲んでみるというのが、第一歩です。
今までなんとなく飲んでいたワインを
どのような味かな。香りかなと、意識し始めたところから
自分でワインを選ぶことができる、大きなきっかけになると思います。
別紙に、ブドウ品種が書いている紙があります。


飲みながら、言葉をみて、自分のしっくりくる表現をチェックしてみてください。初めは分からなくても、やっていることが大切で、チャレンジしてみてください。
繰り返ししていくことで、飲んで感じたことと、言葉が少しずつ一致していきます。
最初はわからなくても、全然大丈夫です。まず飲んで、

言葉をみて、感じたことを意識して覚える。
このブドウはこんな味と香りだなと記憶できただけでも、すごい事です。
長々となりましたが、補足の説明をさせていただきました。


これを読んでくださった方が、ワインが楽しいって思っていただける
きっかけになれたら嬉しいです。

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