「自然派ワインにしっかりとした味わいのものって少なくないですか?」とたまに質問を受けます。
軽い、しっかりはどこで判断するかというと、実は軽い味になるブドウ品種があったりしっかりとした味になるブドウ品種があります。
しっかりとした味になるブドウを自然派で造っている人に出会うとしっかりとした味の自然派ワインに出会えます。ちなみに赤でも同じことが言えます。
ただしっかりめになるブドウを使って自然に造ればいいのかと言うとそうではなく、より良いワインになるためには、収穫量をしっかり落として完熟したブドウを造ることが大切で、 そのようにして出来たワインは、ただ味が濃いというのではなく、濃さの中にバランスの取れた心地よい酸味が入っていて、果実味と酸味が調和しているワインです。
出会うと、一口飲んで「うわっ美味しいな」って感動します。
逆に軽さの中に、ブドウの濃さを感じるワインというのもあります。
そのようなワインを造るためには、収穫量を抑えるというのがとても大切で、収穫量を減らすと多く造れなく収入が減る為、多くの生産者はやりたがらないです。
マキコレワインの生産者は、そんな多くの生産者がやりたがらないことをやっている人たちでもあります。
そんなマキコレワインは、濃さの中に酸味が入っている、軽さの中にブドウの濃さがある、という対極の要素が1つになっている希少なワインです。また後味にブドウの味がしっかり感じるというのも収穫量を抑えたブドウからでないと出来ません。
実はそのようなワインは、普通は高級ワインの部類に入るようなものですが、普段飲みの価格で気軽に手にできるマキコレワインは、ほんと素晴らしいコレクションだなといつも思っています。
本日のマキコレワイン🍷
南フランスのワインですが、ワインの名産地のブルゴーニュを思わせるエレガントさがあります。 アタック(飲み口)がしっかりしていて、滑らかな喉越しでフルーティーさがあります。口いっぱいに蜜の味や桃の風味が広がり、余韻に柑橘の味もあります。
南フランスのワインですが、ボテっとしたところが一切なく、きめ細やかな果実味で、若さからくる苦味が心地よく、ほのかに樽の味わいが上がってくる。パワフルで上品なしっかりめのワインです。