場所の違いを感じるワイン


ブルゴーニュという場所のワインはワイン好きのゴールだと思います。だけど一度入ると、ゴールが見えないほどで、知れば知るほどワインの神秘さと奥深さを知ることができます。

(右)アランジャニアール ブルゴーニュ・ルージュ コート・ドール
(左)アランジャニアール ブルゴーニュ・ルージュ カンテサンス・ド・ピノ・ノワール

赤はピノ・ノワール、白はシャルドネというブドウから生まれるワイン。
造り手と場所とヴィンテージが変わると、これほどまでに表情が違うものになるのかと感動します。
ブルゴーニュの魅力を知る第一歩でブルゴーニュ・ルージュというスタンダードな格付けのワインの造り手をそれぞれ意識して飲み比べてみて、違いを知るのがいいのかなと思います。

今回ご紹介するワインは、同じ造り手でブルゴーニュ・ルージュという格付けですが場所が違うワインです。

写真右のコート・ドールは新しくできた格付けの場所で、ブルゴーニュ・ルージュの中でも最高峰の場所と言われています。きめ細やかな果実味で、真っ直ぐに鼻に抜ける綺麗な赤いフルーツを思わせる上品な香り。アランジャニアールのワインは実直な職人さんを思わせる、真面目で丁寧で隙のない味わいですが、懐の深さを感じ優しさもあるワインです。
写真左のカンテサンス・ド・ピノ・ノワールは、一口飲むと仰反る美味しさに驚きます。このブルゴーニュ・ルージュは通常の1.5倍の美味しさがありそれ以上かもしれないです。金井麻紀子さん曰く、コート・ド・ニュイ ヴィラージュという通常の上のクラスのワインの近くとのことで、同じラベルなのにこれほどキャラクターが違うのかとびっくりします。

同じ造り手で、同じ地域なのに、これほどキャラクターが違うのは、丁寧な畑仕事と収穫量をしっかり落として完熟することでその土地の個性が忠実に再現されてるからです。このようなワインの出会うと一つ一つに違いがわかるので、自分の好みがわかりワインが楽しくなってきますね。

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