ジャンマルクボワイヨはマキコレワインの生産者のひとりですが、世界的に有名な生産者でもあります。
マキコレワインの輸入元は、ボワイヨの本来の実力やワイン造りをとても評価して、ビジネスを超えて家族のようにお互いが尊敬しあってお付き合いをしています。
有名で売れるだろうから取り扱っているという考え方ではなく、生産者の考え方や仕事やワインを深く理解して扱っています。
なので僕自身もボワイヨのワインは大切にご紹介したい造り手の一人。
2015年は雨と天気のバランスが良くて、ブドウが完璧に完熟した年。リリースしたては高いポテンシャルなのか、飲み口からインパクトのある旨味を感じます。奥底に果実がパンパンに詰まっていますが、まだ表に出ていなくて、今飲むのはもったいないなとずっと思っていました。
2022年で7年経ち、ようやく飲み頃の入り口に入ったことを飲んで感じました。
開けてみるとほんと素晴らしい、うっとりする美味しさを感じます。力強くも包容力があり、ブドウの果実がみっちり詰まった凝縮感。ただ濃いだけではなく、透き通る透明感もあります。
厳しくピンと張りつめた緊張感と愛が溢れる優しさを兼ね備えた人格者のような、ワインから大きなスケール感を感じます。
まだまだ熟成できる力強さがありますが、今飲んでもとっても美味しいです。
大切な方と過ごす特別な日におすすめの一本です。