ある日の接客


先日ご来店いただいたお客様、
年末にワインを数本買われて、とても良かったのでリピートでご来店いただきました。

何本か買いたいですというご要望をお聞きして、一本、一本このワインはおすすめですと説明するよりは、本数に対してのトータルのご予算をまずお伺いしました。

予算をお伺いしたものの、その方は予算ってあるようでなくて、いいなと思ったワインがあったら、予算を考えずに買いたい感じもあるような雰囲気。。。

この本数で、仮にこの値段で満足いくワインに出会ったらとても嬉しいという価格はありますかと再度聞きなおしました。

じゃ10本で25000円ぐらいでお願いします。とのこと。

わかりました、考えますね。と、セラーを見ながら、お客様に喜んでいただけそうなワインを探しました。

お客さまから、
白は普段あまり飲まないけど、この前のラプローズのキュベオンブランブランがとてもおいしかったのでそれは入れてもらって、
あとシャルドネが好きなのでおすすめを教えてください。他にもいろいろ飲みたいので、新しい感じもおすすめしてくださいとのことで、お話をしながらワインを選びました。

ちなみに前回、赤ワインはグルナッシュ系のワインを中心にセレクトしていました。

今回は前の雰囲気もいいけど、赤ワインは少し果実味あるピノっぽいものも好きなので、いろいろ違う感じで飲みたいのと、前回のバローロはとてもよかったけど、予算もあるので似た雰囲気でおすすめが希望とのことでした。

ワインを並べて1本、1本説明をさせていただき、お客様の感想やご意見をお伺いしながら、ワインの変更をしたりして決めました。

10本決めた後に、ちょっと古めでいい感じのワインあるかなと言われたので、いくつかご紹介させていただきました。

こんな感じで、はじめに話していた当初の予算や本数をはるかに超えてのお買い物になりましたが、当店のワインを信頼していただいいるんだなというのが嬉しくなりました。

お客さまが今まで飲んできたワインはお話しないと分からないので、会話を重ねてその方に寄り添ったワインとその方の世界が広がるようなセレクトができることを目指してます。なので、今回はこんな投稿をしました。

新しいワインもお客様のお口に合うと嬉しいです。

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