このワインからこれから未来に羽ばたく前向きなエネルギーを感じます

コート・デュ・ローヌ地方のアフィラントが、ボルドーの高級ワインに負けないクオリティーのものを生み出したいコンセプトで生まれたワイン。
畑の中で出来の良いブドウをだけを集めてこだわって造られたもの。この生産者には他にも同じブドウで造られたワインでキュベ・デ・ガレありますが、それのさらに上のクラスのワインがこのワイン。

スパイシーで伸びやかな酸味があり、細かいパウダーを思わせる渋み。ビターチョコやカカオが味わえる、立体的な厚みのあるワインになっていますがナチュラルでピュア。余韻にまったく雑味がなく、心地よいアルコール感がゆっくり残ります。

このワインは17年前のものになります。1年前に飲んだ時、このワインの印象は柔らかい果実味でちょっと薄い色合いだったので、今がピークかなと思い、早めに飲んでおいた方がいいかなと開けてみたら、色は健康的で熟成した感じはありますが枯れている感じは一切なく、むしろパワフルさと奥行きのある味わいを感じました。前は枯れているように思っていましたが、今飲んでみるとハツラツとした元気さがあります。

ワインって神秘的で、飲んでいる今が一期一会の出会いで、自分のその時の精神状態でも印象が変わったり、まだまだわからないことだらけのワインの世界が面白いなと改めて思いました。
マキコレワインのクオリティーの高さとピュアなブドウの風味を楽しめるワインという土台があってのことで、ワインにブドウの味がするマキコレワインを飲んで素直に美味しいって思えるので、より学びたいと思います。お値段もお求めやすい金額で、コスパはとても良いと思います。健全に熟成したワインを楽しみたい方にはオススメの一本です。

ちなみに、こちらのワインはコルクが長く脆いので、丁寧にゆっくり開けてもコルクが割れやすくなっています。
開けるのは難しいですが、ワインの中身は感動的なので、ぜひ一度お試しいただきたいです(^^)

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