心が躍るブルゴーニュの白ワイン


本日ご紹介する品種のシャルドネというブドウは、
造り手、
畑、
できた産地が暖かいか寒いか、
樽で熟成しているか
ステンレスタンクで熟成しているか
etc…..

条件が変わるとワインのキャラクターが変わるブドウ品種。なのでシャルドネとはこんな味って一言で言えないのが面白くて魅力的。

フランスのブルゴーニュ地方のシャルドネは一味も二味も違い、良い造り手と良い場所のワインに出会うと感動を与えてくれるものがあります。

本日は感動を与えてくれる1本をご紹介します。

造り手/アランジャニアール 
ワイン名/コート ド ニュイ ヴィラージュ ブラン
産地/フランス ブルゴーニュ地方
品種/シャルドネ

こちらの2つのワインは同じワインですが、年(ヴィンテージ)が違います。

左表に写っている2016年のオレンジのラベルは、信頼のおける小作人からブドウを買って醸造したもの。その後ろでグラスにも入ってるワインは、2019年のワインで自社の畑で造ったものです。                   本日は後ろにある写真のワインをご紹介します。

僕の知る限りでは、このワインはオレンジのラベルばかりで小作人から買ったブドウを使用したものしか知らなかったです。

今回初めて出会うこのコート ド ニュイ ヴィラージュ ブランはアランジャニアールが自社畑で造ったもの。

僕が感じる、アランジャニアールの自社畑のワインと買いブドウで造ったワインの違いはどちらも素晴らしく、買いブドウのワインは、ワインの構成はしっかり輪郭もはっきりありますが、キャラクターは少し控えめで、柔らかい丸さがあり優しくも穏やかな印象です。
一方で自社畑のワインは、伸び伸びとして溌剌。自己主張がはっきりしていて、後味にもしっかりワインの強さをいつも感じます。どのワインも強いワインだなという印象です。

同じ畑のワインですが、買っているブドウか自社の畑で造ったワインで印象が変わるのが面白いなと思います。

そして今回新しく2019年の自社畑のものが入荷しました。

この2019年のワインは、僕はとても好きです。
深い森に彷徨って、喉がカラカラで何時間も歩いて苦しいときに、川の音を聞いて走っていき、その川の水を無心に飲んだときのような、乾いた心と体を癒すみずみずしいミネラル感がありアタックから感動します。

樽の味と果実味のバランスが最高に良い。
豊潤ですが透明感がある特別な晴れの日に楽しみたいブルゴーニュのワインの1本です。

2019年というのをみればまだまだ若いのかなと思いますが、ガチガチで硬い感じではなく飲み手を優しく包んでくれる包容力がこのワインにはあり今でもお勧めできます。


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