ピノ•ノワールはラズベリーやサクランボなど赤いフルーツの香りで華やかさのある軽めのイメージですが、本日のワインはピノ・ノワールらしい軽さの中に青草やハーブの香りを楽しめるワインです。
元々2016年はブドウの収穫が壊滅的に少なく、周りは無農薬を辞めたりする中で、デミポミエ氏は、苦渋の決断でブドウの収穫を諦めて、他で良質なブドウを造る人から買って自社で醸造したのがこのワインの始まり。
今回は2020年が入荷しました。 ブルゴーニュのワインで2020年が入ってくるのは珍しく早い方だと思います。他の生産者で、2020年のワインを飲んで感じたのは、果実味が豊かで、ピノ・ノワールにしては、タンニンが豊富な印象。例年に比べて暖かい気候で、とてもしっかり完熟した年なのかな?
本日のマキコレワインのピノ・ノワールは色が濃く、しっかり完熟していて味は濃いめ。青草やハーブの香りが全面に出ていて、ロワール地方のカベルネフランを思わせます。ロワール地方に比べて、ブルゴーニュ地方の気品と複雑な風味があるので、一味違った美味しさのカベルネフランを思わせます。